カットの考え方
フィラーを切る判断
「えー」「あの」などのフィラーを、どこまで切るかを決めるときの目安です。
フィラーは、発話のつなぎに入る音や言葉です。日本語では「えー」「あの」「その」などが典型です。A-JetCut では、文字起こし結果をもとにフィラー(および感動詞)を検出し、カット判断しやすくします。
初期状態ではフィラーは切る側
ジョブ画面では、検出されたフィラーは はじめから選択されていない 状態です。つまり、何もしなければフィラーはカット側に入ります。
残したいフィラーがあるときだけ、その語を選択に戻します。「非フィラー選択」を押すと、フィラー以外を選んだ既定の状態に戻せます。
無音カットとの違い
役割が違います。
- 無音 … 音が小さい/ない区間を詰める(選ばれなかった語のあいだとして落ちる)
- フィラー … 音はあるが、意味の薄いつなぎ言葉をどう扱うか(語の選択で決める)
両方あると、「間」と「口癖」を分けて触れます。無音だけ詰めても口癖が残り、フィラーだけ切っても間の取り方が不自然になる、ということがよくあります。
全部切ると不自然なことがある
フィラーは冗長に聞こえる一方で、次の役割もあります。
- 話し手が次の言葉を探す間
- 聞き手が理解するための小さな間
- その人らしい話し方の一部
そのため、検出されたものをすべて切ったままが最適とは限りません。必要なものだけ選び直します。
ジャンル別の目安
| ジャンル | 目安 |
|---|---|
| 解説・セミナー・チュートリアル | テンポ優先で、寄せて切ることが多い |
| 対談・雑談・インタビュー | 思考の間や人柄が内容の一部になりやすいので、残し気味 |
| ナレーション収録 | 読みのきれいさを優先し、厳しめに切ることが多い |
最終的には、カットプレビューで一度通して聞いてテンポで決めます。
切るとよい例
- 意味のない長い「えーーー」
- 同じフィラーの連続
- テンポを重視する解説・チュートリアル動画
残した方がよい例
- 対談やインタビューで、思考の間が内容の一部になっている
- 切ると語頭が不自然につながる
- フィラー直後の語句が重要で、境界が難しい
切り方で失敗しやすいパターン
- 「あの」のあとの本論まで一緒に消えて、文の頭が欠ける
- フィラーだけ消して、前後の間が不自然に開く/詰まる
- 文字起こしの誤認識をそのまま信じ、実在しないフィラーを切ろうとする
検出は手がかりです。怪しい箇所は再生してから、語の選択や keep zone 余白を決めます。
実務での進め方
- 初期選択(フィラーは非選択)のままカットプレビューを聞く
- 残したいフィラーだけ選び直す
- テンポがおかしければ余白や前後の語の選択を調整する
無音の詰まり方と合わせて調整すると、間の取り方が安定しやすいです。流れ全体は 3ステップの流れ を参照してください。