カットの考え方
無音カットとは
無音がどう扱われるかと、残す語の選択・余白で間を整える考え方を説明します。
無音カットは、発話や効果音のない区間を詰めてテンポを整えることです。A-JetCut では無音を検知しますが、ジョブ画面に「無音区間のリスト」を出して波形上で keep / cut する方式ではありません。
ユーザーが操作するのは 残す語(形態素)の選択 です。選ばれなかった発話と、そのあいだの無音が結果としてカットされます。
アップロード後に起きること
アップロード後の解析では、長い無音を踏まえて文字起こしとフィラー検出が行われます。短い間は残りやすく、語尾が欠けにくいように境界付近には余裕が取られます。
この段階の余白は、画面の「keep zone 余白」とは別物です。画面で触るのは次の keep zone 余白です。
ジョブ画面で触る「余白」
ジョブ画面の keep zone 余白 は、選んだ語の前後にどれだけ間を残すかの調整です。ぴったり切ると息継ぎや語尾が不自然になることがあるため、隣の語との隙間の範囲で少し残します。
「無音だから全部切る」よりも、「間を詰めつつ、話し方は自然に残す」方が目的に合うことが多いです。
切らない方がよい「無音」
音が小さくても、編集上は残した方がよいことがあります。
- 間を取るトーク(考えている/間がネタになっている)
- 笑いのあと、反応を待つ間
- 効果音や次の発話の直前で、詰めすぎると不自然になる箇所
残したい間があるときは、その前後の語の選択や keep zone 余白を見直します。波形の カットプレビュー で一度通して聞くのが確実です。
無音に見えなくて困る例
逆に、人が聞いては静かでも、判定が期待どおりにならないこともあります。
- エアコンや部屋鳴きなどの低いノイズで、無音とみなされにくい
- 息継ぎや小さな舌打ちまで落ちて、話し方がとげとげしくなる
素材の録り方によって、効きすぎ/効かなすぎのどちらも起き得ます。効きすぎるときは余白を広げるか、残したい語の前後の選択を見直します。
確認するとき見るポイント
- 残す区間の両端に、語尾や子音が欠けていないか
- 短すぎる切断面が連続して、リズムがガタガタになっていないか
- 「間」として残したい場所が、意図せず落ちていないか
迷ったらカットプレビューで再生し、不自然なら語を選び直すか余白を調整します。
次は フィラーを切る判断 と組み合わせると、カット候補の見方がそろいます。